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中国産冷凍餃子から検出されたメタミドホスについて



今日は、1月30日夕方のニュースで報道された、中国産冷凍餃子から検出されたメタミドホス(METHAMIDOPHOS)について解説します。

メタミドホスとは、有機リン化合物で農薬、殺虫剤の一種です。日本国内では農薬としての登録はなく使用することはできません。しかし中国では害虫駆除用の殺虫剤や農薬として過去広く使用し、中国国内でもメタミドホスの残留許容量を超えた野菜や果物により、過去、中毒を起こす事件が発生しています。

2004年には四川省で中毒による死亡事故も起きていたと30日時事通信社が伝えています。

また、同年3月と4月にも同省で2件の中毒事故が発生し農民2人が死亡。いずれも、「メタミドホス」殺虫剤を調味料と間違えて食品に入れて口にしたためとされている。「メタミドホス農薬は広く使用されており、四川省衛生庁は注意するよう警告した」と当時の新華社電なども伝えています。

また、「メタミドホス」など農薬5種類について、中国の国家発展改革委員会(国家発改委)など6部門が1月9日から国内での農薬としての生産・流通・使用を禁止していたことが分かったと、中国情報局のニュースで伝えています。

わが国では、厚生労働省が平成18年12月27日付けで、中国産そば(そば粉を含む)について、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令の実施を決定した。
そばに対するメタミドホスの残留基準値は0.01ppmだが、これまでの違反事例ではともに0.02ppmのメタミドホスが検出されていたとのこと。

検査命令の対象になった場合、輸入者は費用を負担して、厚生労働省指定機関で検査を実施しなければならず、検査結果が判明し問題がないことが確認されるまで輸入手続きを進めることができない仕組みになっています。

今回の事件は、いわゆる化学物質による食中毒の範囲に分類される事件となります。ちなみに、日本では2002年から2007年までの直近5年間の化学物質による食中毒事件の発生件数は、64件、996人の患者が出ています。→ 食中毒事例の詳しい情報は、こちらから。

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